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No.05 特集 おみいさん
徳島県郷土料理 おみいさん
徳島で「おみいさん」と聞いてピンと来る人はもう年配の人だけかもしれません。里芋や大根などの野菜の沢山入った味噌仕立ての雑炊、またはおじやのことで、家庭だけで受け継がれて来た、徳島県の郷土料理の一つにあげられます。

名前の由来は、「お味噌さん」から単純に「おみいさん」に、また「味噌入りの」という意味の言葉「みい」に尊称の「お」と「さん」が付いて「おみいさん」になったと言われたりしています。

その歴史は古く、江戸末期まで遡ります。
四国三郎吉野川流域では、毎年のように起こる洪水のために、米は殆ど栽培されませんでした。しかし、土地が肥沃であったことから「藍」の産地として栄え、その裏作に大豆や大根などが植えられました。
(実は良質の大豆が取れたことから「阿波名産 御膳味噌」へと繋がります。)
米が貴重だった時代、豊富に取れた大根や里芋などの野菜でかさを増やした料理が「おみいさん」というわけです。

しかしながら、栄養面に置いては、非常にバランスのとれた料理となっています。味噌はもちろんたんぱく質(味噌とごはんの組み合わせで、摂取するたんぱく質はより完全なものになります)、野菜は日ごろ不足しがちなビタミン・ミネラル・食物繊維などの貴重な供給源となります。
まさしく先人の知恵とでもいうことでしょうか。


おみいさんの造り方
1) 里芋、大根、人参、ネギ、ごはん、味噌、だし汁を用意します。
2) 野菜を食べやすい大きさに切ります。
3) だし汁に、里芋、大根、人参を入れます。


4) 野菜が柔らかくなったら、ほぐしたごはん、味噌、ネギを入れます。
5) 味が行き渡りましたら、弱火にしてゆっくりと混ぜます。
6) お汁が多めで雑炊、お汁が少なくなり粘りが出てきたらおじやの出来上がり。

注意点
味付けは、味噌を多く入れすぎないようにして、ややあっさりと仕上げて下さい。
・また、お汁を多めにして、おもちなどを入れてもおいしく頂けます。
・よりあっさりとした雑炊仕立てにするには、ごはんを水でさっと洗って粘りを取るといいです。

バックナンバー
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No.13 紅糀みそ
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No.06 寒仕込み味噌
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No.05 おみいさん
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